《医学生事情〜いまむかし》

今日のブログのタイトル、何にするか迷いました(´・ω・`)

 

何について書きたかったかと言うと、『私が教授&先生たちの嫌みを聞き流す理由』について。

 

そうです。

そういう先生はたくさん世の中にいるのです。

特に年輩の教授&先生たちね。

 

なぜこれについて書こうかと思ったかと言うと、先日、以前話した私の学校に入学してきた日本人のピチピチの一年生と初めて話すチャンスがありました(o´ω`o)

『やっぱり医学部って大変ですね』的なことからの話の流れで、『アドバイスはありますか?』と言われたので、『Take it Easy!!』と言っておきました。(* Take it Easy = 肩の力を抜いて)

 

もちろん、それ以外も言いましたが(笑)

 

なぜ『Take it Easy!!!』なのか?

それはが今日の『私が教授&先生たちの嫌みを聞き流す理由』につながります(苦笑)

 

 

一年生の時、ある教科書を見て、びっくりしました。

それは、友達が母親から譲り受けた生理学の教科書でした。

 

三年生の時、また、ある教科書を見てびっくりしました。

友達がお父さんから譲り受けた微生物学の教科書でした。

 

この二つの共通点は?

 

 

 

ファイナル アンサー?

 

 

 

はい。

答えは、過去20数年で、ものすごく進歩したと言うことです。

まぁ、これ以外の学問も、『遺伝学』とか『病態生理学』とか『病理学』とか…etc. etc.

 

なぜ友達が親から譲り受けた教科書を見て衝撃を受けた理由は、教科書の厚さにありました。

そう。親から譲り受けた教科書は薄っぺらい!

 

σ(oдolll)

 

 

ちなみに、これは私の基礎教科の教科書たち。

IMG_0308

 

 

例えばね、微生物学の教科書。

私の今の教科書は、写真で下から5番目の《Medical Microbiology》。

ちなみに、900ページ弱あります。

 

でもね、友達が親から譲り受けた約30年間の教科書は、今の教科書の半分も無い!

同じような衝撃を、生理学の教科書を見た時も覚えました。

 

ちなみに、微生物学の教科書なんて可愛いもので、病理学や病態生理学(一番した&下から三番目)は2000~4000ページに上ります。しかもこれ、一般的な教科書。専門分野の教科書は、またこれと別にあるわけです。

他にも、強いて言えば薬学の教科書でしょうか。

私の教科書は約750ページですが、30年前の教科書なんて、これの半分です。

 

 

では、みなさん。

考えてみましょう。

 

 

30年前の医学部は6年制です。

今の医学部も6年制です。

 

今の医学生はこんなにも勉強する量が増えたのに、それを昔と同じ6年間で覚え•理解しなくてはなりません。これって、かなりの重労働。脳のね。(。-_-。)

 

では、昔の医学生たちは、あまり勉強していなかったのか?

勉強してなかった訳では無いと思います。

と言うか、今の医学生たちの勉強量が異常で半端ないだけだと思います。

 

昔の医学生たち(現在の教授&助教授たち)は、解剖学等に力を入れていたんだと思われます。

じゃないと、骨の一つに、どうでも良い名前がたくさんのある理由がわかりません。

 

嘘です。

どうでも良いわけではありませんが、細かくて、学生で知らなくても良いことを(私は)たくさん覚えさせられました。(T_T)

 

 

Conclusion(結論)

教授や先生たちで『君たち、こんな事も知らないのかね!』と言う先生たちは少なからずいます。

日本ではどうなのか分かりませんが、特にヨーロッパ(ドイツ周辺の国々)は、こういう教授たちはたくさんいます。

 

 

そういう人たちに限って、

『こんなことも知らないなんて、しっかり勉強してるのかね?』

『これらのことを覚えてないなんて、医学生失格ではないかね』

『こんな物知らずの君には、医者は向いていないんじゃないかね?』等々

。。。とにかくネチネチと言うわけですよ。

 

 

 

でもね、医学生の皆様。

こういう人たちの言うことに耳を傾けてはいけません。

だって、この人たち、私たちが勉強しなくてはいけない半分の知識さえ、医学部にいた時は勉強してなかったんです!

 

 

考えてみてください。

現在騒がれてる人間のDNAなんて、2000年になって初めてその全貌が明らかになったわけです。

20年前の話どころか、ここ十数年の話です。

おまけに、分子生物学や生化学なんて、言うまでもありません。

ヽ(○´w`○)ノ

 

 

と言うことでね、教授や先生たちの『こんなことも知らないのかね!』は、適当に聞き流せば良いんです。

もちろん、聞き流して終わりではなくて、聞き流しながら、国家試験のための参考書を早めに買って、そこを見て何が本当に医学生にとって大切か?と知って勉強すれば良いわけです。

 

 

ちなみに、高学年になってからの『これについて、本当に知らないの?』には、『こんなのも知らないなんて、国家試験落ちるんじゃない?』と言う違う意味も含まれてますので、そこは要注意ヾ(●´∀`●)

 

 

《医学生事情、いまむかし》でしたヽ(。・ε・。)ノ

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医者が飛行機に乗ると…

お久しぶりです!

試験期間が無事終了し、休む間もなく二学期に突入しました。

もっとブログの更新ができたら良いんだけれど、私の気分屋な性格を考えると無理かも(´・ω・`)

 

 

さてさて、今回は医者が飛行機に乗る時の話。

たまに映画で見る飛行機の中でのシチュエーション。

『お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか?』

 

先週末、Non-stop と言う飛行機内密室殺人映画を見て、インターネットで読んだ記事を先日思い出しました。

ちょっと面白かったので、インターネットから Copy&Paste。

 

 

海外にツアーで行った時、帰りの飛行機の中で、同じツアーの女性が具合が悪くなっていきなり吐いた。 そしてアナウンスで、映画のワンシーンの様に、『お客様の中にDr.かナースはいらっしゃいませんか?』と英語で流れてきた。

 

 

お~、まるで映画だ~と感心してたら、同じツアーの女性が

『彼女がナースです! 』

と私を指差して叫んでくれた。

 

 

とりあえず彼女(患者)をトイレに連れて行って、私の上着とパンツに着替えさせて席に戻ったら、またまた同じツアーの中にいた精神科医が迷惑そうにやってきた。

 

同じツアーにDr.とナースが混ざってるのもすごい確率だと思う。

 

 

ナース 『先生、とりあえず診察を。』

医者  『いや、僕には診察出来ません。』

 
ナース 『じゃあ血圧だけでも測って下さい。』

医者  『海外の血圧計はわかりません。』

 
ナース 『熱だけでも。』

医者  『海外の体温計わかりません。』

 

以下リピート。

 

ナース  『では、私が全部やるから良いです! 』

 

って言って、血圧計と体温計を取りに行ったら、海外も何も普通の標準的な血圧計と体温計だった(._.) 一通りの医療器具を持って戻ったら、Dr.は消えて居なくなってたorz

 

マジで私に全部やらせる気かいっ!

その時、精神科医は、いてもいなくてもどうでもいい人種だ、と悟った瞬間でした。

 

 

そして、その日はあいにくにも満席で、彼女が寝られる場所がなかった。 丁度いい事に、その精神科医はビジネスに乗っていたので、

 

ナース 『1時間だけで良いから、彼女を寝かせてあげてもらえませんか? 』

医者  『嫌だ。』

 

この野郎~、全く役にたたないんだから、一つ位は役にたて!と、軽い殺意が湧いた。

 

結局、私とツアーガイドがCAの席へ。

彼女には、ありったけのブランケットをCAに持ってこさせて、2人分の席で横になって貰いました。

 

 

彼女は、成田に着くまで体調は戻らず、途中の香港で医者に連れていかされそうななってたけど、とりあえずみんなと一緒に日本には戻ってこられました。 その間も、精神科医は雲隠れの術を使っておりました。

 

そして私は、彼女の診察をしている間に、カバンの中からデジカメを盗まれ(T_T) 1番苦労したのは具合の悪くなった彼女なので、デジカメ位は仕方なかったけど、中に入っていた、SDカードだけでも返して欲しかった。

 

しかし、あの時の精神科医の神経はほんとにわからん!

 

 

いやぁ〜、

まぁ、精神科のお医者さんの気持ちもある程度わかるよ?(笑)

 

もしかしたら、名乗りあげたくなかったのに、周りの人に言われて来ただけかもしれないし。

もしかしたら、すでに何十年と精神科医として働いてて、精神科以外の診断の仕方なんて忘れちゃったよ!と言う場合もあったかもしれないし。

整形外科の先生にパニック発作の患者さんを見せても、みんなが対処法を覚えてるとは限らないように、医者って言っても、スーパーマンじゃないからね(←重要!ヾ(●´∀`●)

 

 

 

でも、ちょっと、シチュエーションに笑っちゃいました(●´艸`)

 

そして、基本的な Physical Examination(健診)のやり方はいつまでも覚えておきましょう(笑)

 

どうやって体温計の使い方を忘れるのかは分かりませんが、特に体温計の使い方とかね!(笑)

血圧の計り方も大切!ヽ(。・ε・。)ノ

 

 

ちなみに、よく使う航空会社に自分が医者だと言うことを教えておくと、空きがある時はビジネスやファーストにグレードアップしてくれたりします。特に、飛行機内で患者さん発生した後とかね (o´ω`o)

 

 

ちなみに、今は心臓学+ 呼吸器学+脈管学のコースを勉強中。。。

あと4週間で試験!

頑張ります(´・ω・`)

 

 

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